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このページでは、内陸アジア関連の学術情報、学会、研究会などの情報を掲載しております。掲載をご希望の方は、本会の事務局までメールにてご連絡下さい。
- 内陸アジア史学会事務局:siasmai1960◎gmail.com
(◎を@に置き換えてください)
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Étienne de la Vaissière教授特別講演会のご案内
このたび、フランス社会科学高等研究院(EHESS)のエチエンヌ・ド・ラ・ヴェシエール(Étienne de la Vaissière)教授をお招きし、特別講演会を開催する運びとなりました。
ド・ラ・ヴェシエール教授は、ソグド文化の第一人者として世界的に知られる研究者です。社会科学高等研究院にて「中世中央アジア社会:移動と文化変容」講座を主宰し、トルコ・オスマン・バルカンおよび中央アジア研究センター(Centre d'études turques, ottomanes, balkaniques et centrasiatiques: CETOBaC)の主要メンバーでもあります。
主な著書として、 Histoire des marchands sogdiens (2002; 影山悦子訳『ソグド商人の歴史』岩波書店、2019年(改訂版からの邦訳))、Samarcande et Samarra: Elites d'Asie centrale dans l'empire Abbasside (2007)、および Asie centrale 300-850: Des routes et des royaumes (2024)があります。
なお、本講演会は、京都大学白眉研究課題 「内陸アジアにおける書写文化の急発展と諸胡の興起 」(代表:CHING Chao-jung)の一環です。
日時:2024年11月5日(火)17:00~18:30
場所:東京大学本郷キャンパス、法文2号館・第三会議室(University of Tokyo, Hongo Campus, Hobun 2 Bldg. Meeting Room 3)
講師:Étienne de la Vaissière (Professor, École des hautes études en sciences sociales, Paris/EHESS)
題目:“A commercial koinè or an Abbasid Urdu: a historian’s reflection on the origins of New Persian in eighth-century Marw”
(商業のためのコイネーか、アッバース朝の『ウルドゥ』か:8世紀メルヴ・オアシスにおける近世ペルシア語の誕生に関する歴史家の思索)
<講演概要>
中世ペルシア語から近世ペルシア語への移行に関してはこれまでに膨大な研究史が積み重ねられてきました。言語学者ならぬ私は、イラン高原北東部の言語景観を大幅に書き換えたバクトリア語文書の発見や、8世紀ホラーサーンの社会とエリート層に対する我々の大きく改善された理解を用いて、この一大変革に関する歴史家からの視点を提供してみたいと思います。まず、サーサーン朝末期のイランの言語に関する、イブン・アル=ムカッファア(720年頃~757年頃)に帰されるテキストを解釈すべく、中央アジアのいくつかのオアシス都市、とくにメルヴの歴史的、政治的、文化的環境を検証します。それを通じて、近世ペルシア語が、在証されていない、ある中世ペルシア語北東方言の後継者であるという、これまで支配的であったGilbert Lazard氏の仮説を再検討し、一方で、その初期段階において近世ペルシア語は商業目的のコイネー(共通語)あるいはクレオールであり、シルクロードの最盛期に、商業のためのリンガ・フランカであったところのソグド語の地位に取って代わった、というBo Utas氏の仮説を再評価したいと思います。
私の考えでは、軍事的・政治的環境から見て、近世ペルシア語が生み出された場所として最も可能性が高いのがメルヴ・オアシスです。それは、初期のアッバース朝軍の日常言語であり、その後、イスラーム帝国下で新興エリート層を他と峻別するための指標となったのです。それは『シャー・ナーメ(王書)』の登場よりもずっと前のことでした。
聴講をご希望の方は、守川(tomomo[@]l.u-tokyo.ac.jp)までご一報いただければ幸いです。事前配布の資料をお送りします。
奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。
2022年7月8日:「シルクロード学研究会 2022夏」開催のお知らせ
日程:2022年7月30日(土)・7月31日(日)
会場:帝京大学文化財研究所 大ホール/Zoomウェビナー(ハイブリッド形式) 〒406-0032 山梨県笛吹市石和町四日市場1566-2
電話055-261-0015
プログラム:
7 月30 日 2022 年春季 キルギス共和国アク・ベシム遺跡 発掘調査報告
13:00 開場
13:30-13:40 開会あいさつ
13:40-14:00 山内和也(帝京大学) 「2022 年春季発掘調査の概要」
14:00-15:00 �原功一(帝京大学) 「東方キリスト教会(AKB-8)の調査」
15:00-15:10 休憩
15:10-16:10 平野修(帝京大学) 「2022 年第2 シャフリスタン 砕葉鎮城(AKB-15)の調査」
16:10-17:10 岩井俊平(龍谷大学) 「第2 仏教寺院(AKB-18)の調査」
※会場でのみ懇親会(会費制)を開催する予定です
7 月31 日 チュー川東部地域の自然環境と人間の暮らし
9:00-9:40 八木浩司(深田地質研究所) 「チュー川東部地域の自然環境と人間の暮らし」
9:40-10:20 佐藤剛(帝京平成大) 「リモートセンシングを用いたチュー川流域東部の地形解析」
10:20-10:30 休憩
10:30-11:10 尾崎昂嗣(帝京平成大) 「水文学から見た水路の形成と土地利用」
11:10-12:10 総合討論
12:10-12:20 閉会あいさつ
趣旨:
本会では、中央アジアの草原都市として6-11世紀頃に繁栄したスイアブ(現キルギス、アク・ベシム遺跡)の歴史復元を目指し、初日には今年度行った現地発掘調査の報告を行う。2日目には視点を変え、周辺地域の地形・気候・水路形成といった自然環境の側面から研究報告を行う。
参加フォーム: https://forms.gle/Z2fxLmN7mDSP4bMg6
申込み締切:現地参加 2022年7月21日(木)/オンライン参加 2022年7月28日(木)
※オンライン参加の方のURL・発表資料は前日までに送付いたします。現地参加の方は当日発表資料を配付いたします。
案内ページ: https://www.teikyo-u.ac.jp/bunkazai/2022/06/2673
※チラシは案内ページよりダウンロードできます。
山梨での開催となりますが、オンライン参加も歓迎いたします。
当会は参加資格などございませんので、どなたでもご参加いただけます。
皆様のご参加をお待ち申し上げております。
2022年6月24日:「都市の世界史」第4回オンライン講演会のご案内
「都市とは何か」を検討するにあたり、さまざまな地域や時代の歴史をご専門とされる先生方をお招きして、オンライン(Zoom)による連続講演会「都市の世界史」を開催しております。
第4回は下記の要領で行います。
日時:2022年7月15日(金)19:30~21:00
講師:森安 孝夫先生(大阪大学)
テーマ:「中央ユーラシアのオアシス都市と草原都市」
【講師紹介】
(公財)東洋文庫監事、大阪大学名誉教授。専門は仏教・マニ教時代の中央ユーラシア東部の歴史と古ウイグル文献学。専門書に『東西ウイグルと中央ユーラシア』(名古屋大学出版会、2015年)、Corpus of the Old Uighur Letters from the Eastern Silk Road (Berliner Turfantexte 46, Turnhout: Brepols, 2019) などがあり、概説書に『シルクロードと唐帝国』(講談社学術文庫、2016年)、『シルクロード世界史』(講談社選書メチエ、2020年)がある。
*今回は、イスラム化以前の中央ユーラシア東部の都市の典型として、オアシス都市と草原都市があること、農耕定住民の築いたオアシス都市は紀元前から存在するも、紀元後に現れる草原都市の成立にはいくつかの要因があり、そこでは騎馬遊牧民と農耕定住民の共生関係が見られたことなどをお話しいただきます。
申込先: https://forms.gle/BUwxUD3zcgALFXbB9
*Googleフォームでの申し込みとなります。前日の7月14日正午までに、上記のURLからお申し込みください。
*お申し込みいただいた方へ、前日中に、当日のURL(Zoom)をお送りいたします。
本連続講演会は、新学術領域研究「都市文明の本質:古代西アジアにおける都市の発生と変容の学際研究」計画研究「中世から近代の西アジア・イスラーム都市の構造に関する歴史学的研究」(代表:守川知子)にて行ってきた「西アジア都市研究」を発展させたものです。
ご講演は45~50分、質疑応答は40~45分と、ディスカッションを重視した時間配分となっております。
奮ってご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
【今後の予定】
第5回・9月28日(水) 稲葉穣先生(京都大学)
2022年6月17日:第58回野尻湖クリルタイ[日本アルタイ学会]開催のご案内
今年度の野尻湖クリルタイの案内をお届けします。コロナ禍の影響がいまだ懸念される状況を踏まえ、本年度も対面形式による開催はせず、Zoomミーティングによるオンラインでの開催といたします。ただし今回は、宿泊を希望する報告者ならびに世話人が野尻湖畔に参集し、藤屋旅館から配信することにしました。会期は2日間で、オンラインのシステムを活用して恒例のコンフェッションも実施します。何卒ご理解を賜り、ふるってご参加いただけますようお願い申し上げます。
参加のお申し込みは、Googleフォームを利用しての方法になります。後掲の申込要領をご覧いただき、参加申込フォームよりお手続きください。
第58回野尻湖クリルタイ開催世話人 中村篤志・鈴木宏節・塩谷哲史・小沼孝博 |
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日程:2022年7月16日(土) 13時00分~16時00分 研究発表
同日 16時15分〜17時30分 コンフェッション
2022年7月17日(日) 09時30分~11時30分 研究発表
方式:Zoomミーティングを利用したオンライン形式
定員:80名(先着制、海外からの参加も可能ですが10名を上限とします)
連絡先:日本アルタイ学会[野尻湖クリルタイ]事務局
E-mail:altai.khuriltai◎suma.kobe-wu.ac.jp ※◎を@に変更してください
〒990-8560 山形市小白川町1丁目4-12 山形大学人文社会科学部 中村篤志研究室
7月16日(土)
開場(12:45~) zoomミーティングへのログイン開始、参加にあたっての諸注意
研究発表(13:00~16:00)
(1)白 那日蘇(神戸大学)
「内モンゴル近代における「蒙古軍政府」の成立について」
(2)諫早 庸一(北海道大学)
「両海の覇者たち:ジョチ・ウルスにおける〈移動〉のポリティクス」
(3)齊藤 茂雄(帝京大学)
「2022年度キルギス共和国現地調査報告」
コンフェッション(16:15~17:30)
7月17日(日)
開場(09:15~) zoomミーティングへのログイン開始、参加にあたっての諸注意
研究発表(09:30~11:30)
(1)渡辺 健哉(大阪公立大学)
「モンゴル時代の「胸背」」
(2)佐川 正敏(東北学院大学)・臼杵 勲(札幌学院大学)・木山 克彦(東海大学)
「モンゴルにおける城跡と瓦塼生産の考古学:匈奴から契丹・遼まで」
*研究発表は発表と質疑応答をあわせて50分です。発表者の方はハンドアウトを準備いただき、7月14日(木)までに事務局のメールアドレス宛てにお送りください。
*今回のコンフェッションは、Zoomのブレイクアウトルームの機能を利用し、参加者を15名ほどからなる複数のグループに分け、グループごとに実施いたします。時間に限りがありますので、各グループの司会者の指示に従いながら、手短に自己紹介と最近の業績報告を行ってください。
今回の参加については、①参加申込(Googleフォーム)、②Zoomミーティング参加のための情報配信の2つのプロセスを経て完了します。
①参加申込(Googleフォーム)
以下のリンクより参加申込フォームの画面へ移動し、必要事項を入力・チェックいただき、お申し込みください。報告者の方もお申し込みをお願いいたします。お申し込みの際は、下記の【注意事項】にご留意ください。
≪参加申込フォーム≫: https://forms.gle/y9suYK4FFMJBU2tt7
【注意事項】
・本フォームからの申し込みは、お一人様1回のみです(代理入力はできません)。申し込み後にご予定の変更がありましたら、お早めに事務局までメールでお知らせください。
・この手続き①はあくまで参加のお申し込みであり、参加の許諾とは異なります。定員等の条件により、たとえ参加申込を終えていても参加をお断りさせていただく場合がございます。予めご理解ください。
・お申し込み完了後、入力内容がメールの自動返信で届きますのでご確認ください。なお、自動返信メールが確認できない場合は、誤ったメールアドレスが入力された可能性がありますので、事務局までメールでお知らせください。
②Zoomミーティング参加のための情報配信
お申し込みいただいた80名の参加予定者の方には、開催日の直前に、①で登録いただいたメールアドレス宛にZoomミーティングに参加するためのパスコードとパスワードをお送りします。
※上述の内容のPDFファイルは、こちらからダウンロードできます。
>> これ以前に掲載されたお知らせについてはこちらをご覧ください
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