2015年度大会報告
10月31日(土)に京都外国語大学にて、内陸アジア史学会2015年度大会を開催いたしました。
研究発表
甲種本『華夷訳語』にみる明朝の内陸アジア統治理念
――洪武朝のモンゴル政策と関連して――
大谷大学(嘱託研究員) 伴 真一朗 氏
ロシア帝国の「イラン・ナショナリスト」アーフンドザーデの
帰属意識
京都大学(教務補佐) 塩野崎 信也 氏
『モンゴリン・ソニン・ビチク』新聞の発行の経緯と実態
――史料「モンゴル語の新聞発行する件1906-1916」
(ロシア歴史文書館)を手掛かりに――
京都大学(博士課程)
ボルジギン・ブレン(布日額) 氏
彼らはなぜアルタイを越えたのか?
―― 1930年アルタイ・オリアンハイ人の「集団逃亡」について――
東京外国語大学(非常勤講師) 上村 明 氏
公開講演
モンゴル帝国史の研究と調査40年
大阪国際大学(名誉教授) 松田 孝一 氏
大会では最新の研究の成果が発表されるとともに活発な質疑応答が行われ、一般の方々も含め約70名の皆様にご参加いただくなど、大変な盛会のうちに終了いたしました。
大会終了後、第7回内陸アジア史学会賞の授与式が行われ、高木小苗氏(早稲田大学非常勤講師)に正賞(賞状)および副賞(賞金15万円)が授与されました。受賞論文は「フレグのウルスと西征軍」(第29号掲載論文)でした。
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